昔

まだまだ俺が幼かった頃

母さんがまだこの世にいた頃

まだ世界を知らなくて幸せだった頃

俺は１人の女の子と出逢った

またここであいましょう

昼間、家に来た１人の女性と１人の少女

『初めまして。今日、この近くに引っ越してきたです。これからよろしくお願いします』

『まぁ！初めまして。エルリックです』

母親同士が会話を交わすその後ろで、隠れるようにしていた女の子

『あら？お宅にも小さいお子さんが・・・？』

『あぁ、ほら。、ちゃんとご挨拶なさい？』

オドオドとして出てきた女の子

『ちゃんって言うのね？初めまして』

『は・・じめまして・・こんにちわ・・』

『お宅にお子さんは？』

『2人いますよ。エドー、アルー！！ちょっと来なさい』

それが俺達の出逢いで

『５歳になる兄のエドワードと、４歳のアルフォンスよ』

『あら、じゃあアルフォンス君と同じね』

彼女は一つ下、アルと同じ４歳で

『初めまして、。僕はアルフォンスだよ』

『よう！俺はエドワードだ』

『・・・・です』

彼女はとても大人しく、静かな印象を受けた

『エドー！アルー！！早く！！』

『ちょっ・・待てよ！！！』

『早くしないとウィンリィに怒られちゃうよ！！』

『あー待って待ってぇ！』

子供だったからか、すぐに打ち解け

と俺達、それと俺達の幼馴染のウィンリィはよく遊ぶようになった

そうなるとは当初のイメージとは随分とかけ離れていて

よく笑い、よく泣き、よく怒る

喜怒哀楽のはっきりとした、表情豊かな女の子だった

明るくて取っ付き易い、可愛い女の子だった

友達で、仲が良くて、毎日一緒にいる、そういう存在だった

異性として意識してるわけじゃなかった

でも、それでも俺はが好きで、も俺のことが好きって言ってくれて

子供心に結構真剣で

それでも、それは大人ぶったものじゃなくて

大人を真似た恋愛ごっこみたいなもの

子供の頃誰でもよくあるようなもの

異性として、恋愛感情としてのものではなかった

だけど、

彼女が引っ越す時、俺はどうしようもない気持ちでいっぱいだった

『またね。エド、アル、ウィンリィ』

『〜・・・』

『ウィンリィ、泣かないで？遊びに来るし、手紙も出すから！』

『絶対だよ？絶対遊びに来てね？』

『うん、約束するよ、アル。・・・ちょっとエド？何ムスっとしてんのよ』

『・・・別に』

『兄さん、と別れるのが寂しいんだよ。話すと寂しさ倍増するから』

『ちっ・・ちげーよ！！！』

『・・私も寂しいよ？エド』

『・・・。絶対俺達のこと忘れんなよ！！』

『忘れるわけないよ・・だってエドのこと好きだもん』

『・・・俺もだよ』

『私のこと忘れないでね』

が俺の初恋だったのかも知れない

当初は手紙やら電話が頻繁にきた

けど、それから数年が経って、季節が変わって、年が変わって

連絡が途絶えた

その後母さんが他界して

修行して錬金術を学んで

人体練成を犯し、

国家錬金術師になって

家を燃やし、旅に出て

彼女がいなくなって数年の間に様々なことが起こって

俺達兄弟は自然とのことを忘れていった

それが自然なのかもしれない

世界の流れ、かもしれない

流れによって出逢い、その流れに従って別れた、流れに沿って生きているから忘れるのも流れのうち

だから

仕方のないこと

そう思っていたけど

まさかまたその流れによって出逢うことになるとは

全くもって思いもよらなかった

次

ごめんなさい(反転)
エド夢です！！エド連載です！！！
大佐連載がまだ残っているというのに何やってるんでしょう？(言うな)
いや、エド夢があまりに少なかったのでね、エド書けよ！って言ってくださる方も多くてね、
でイキナリ連載ですよ(笑)年齢とか設定とか色々矛盾してますが
気にせずさらっと読んでくださればと。
エドの独白ですね。次からちゃん出てきますんで！
出会いに別れですね！でもって次で再開です(ありえねぇ！)
展開が速くて書いてる本人、どうしようですよ。あわわ；
しかもどういう形で再開するかって・・・まだ言えませんが(含笑)
あの人と絡んで出てきますね。絡んでってほど絡んじゃいませんが；
とにかく設定がとんでもびっくりです(どういう言葉だ；)
「え？そりゃ有り得ねぇだろ！！！お前、ふざけて書くのもたいがいにしろよ！」
ってゆうような・・(あまりそうでもないかも・・でも私はふざけてませんよ！真剣そのものです・笑)
まぁ、とにかく全然先が見えない話ですが最後までお付き合いくださればと思います。
大佐連載は・・・頑張りますので(汗；)

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