雨がしとしと降りつづける

こんな日は・・・

 

 

 

 

 

 

雨の日の出来事

 

 

 

 

 

 

「銀時ぃ」

 

ソファに座り、だらしなく足を投げ出し抑揚のない顔でジャンプを読む彼を呼ぶ

 

「・・・ねぇ、つまんなーい」

「んー・・・おう」

「おう、じゃなくてさー」

「俺は今忙しいの」

 

抑揚のない顔、抑揚のない声で言われた

視線は常に下――手元のジャンプに――

 

「・・・恋人よりつかさちゃんのがいいわけ?」

「いや、俺はどっちかっつーと綾ちゃんのが好みだ」

「・・・銀時」

 

真面目に応える銀時に、声色が低くなる

ピッチャー振りかぶって・・・

 

「じょ、冗談だって!」

 

振り上げた腕を、否、振り下ろされる寸前の腕を慌てて掴み、止める銀時

 

「ねぇ、つまんない」

「つまんない、って可愛く言われてもよー。雨だし」

「晴れでも外に遊びに連れてってくれないのはどこの誰よ」

「・・・だってほら、僕、普段はお仕事忙しいから」

 

目を泳がせながら言う

あー。何でこんなんが彼氏なんだろうな、ホント

 

「・・・はぁ・・・つまんない」

「・・・」

 

向かいのソファにどかっと座り、溜息を吐いてみる

が何も変わらない

外を見れば、降り止むことを知らぬ雨が静かに降りつづける

 

「・・・梅雨は嫌い」

 

ぼそっと呟いて肱を着く

その様を銀時は見つめて、おもむろに立ち上がり

の隣りに座る

 

「・・・何」

「そんなに暇ならよー」

 

さり気なく腕を回し、肩を引き寄せる

真面目な顔をし、見つめて・・・

 

「僕と一緒に寝室に行きませんか?」

 

言った

 

「・・・ばっかじゃないの?」

「馬鹿じゃねぇ。寧ろ今このときにヤらない方が馬鹿だと思わねぇか?」

 

今このとき―

新八と神楽はお妙と共に出掛けている

邪魔者なし

 

「久しぶりに愛を深めませんか、さん」

「・・・馬鹿が・・・」

 

ボソっと呟いて、そっぽを向く

その顔は赤い

 

雨の滴るこの日

万事屋から甘い声が聞こえたのはその数分後

 

 

 

 

ごめんなさい。
とりあえず、今雨が降ってるので書いてみました。
元はコレ、拍手用に書いてたんで名前変換が少ないです。
ってゆうか、これはアレですか?もう梅雨なんですか?いやいや、まだまだ4月だって。
ってことでちょっと早い梅雨話を・・・;
つかさちゃんと、綾ちゃんと。どっちが好みですか?
私は専ら綾ちゃん派です!(何を突然)
・・・いちご100%知らない方、すみません;

 

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