私にとってのおやつ。

それは君自身だ

 

 

 

三時のおやつ

 

 

 

〜」

「泣いても無駄です」

仕事を溜めに溜めた大佐が悪い
時間はいくらでもあったはずだ
普段からしっかりやらないからこうなるんだ

「でも今日は」

「そう。今日は一緒にディナーに行く約束でしたね」

〜・・・」

「でもこの仕事が終わらない限り司令部からは出れませんよ」

今日は2人で一緒にディナーに行くはずだった
そう。
はずだったのだ
大佐が仕事をここまで溜めなければ
今日中にやらなければならないことが山積みになっている
・・・・今日は徹夜だな・・・・

「とにかくなんとしてでもこの仕事を明日の朝までに終わらせてください」

「・・・なんで私だけ・・・」

「あなたが普段しっかりやらないからでしょう?」

もしこの仕事をサボったら・・・

そう言って私は銃を取り出し大佐に向ける
すると大佐は慌てて

「分かっている!ちゃんとしっかりやる!」

だからその銃をしまえ

と言って書類と向き合い始めた

 

まるで夏休みの宿題のようだ
期間は長いし、いつかやるだろう
そう思って今までやらなかったものが
最後の日になって
慌ててやることになる
後悔先に立たず

大佐を見ているとホント、夏休みの宿題を思い出すなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当は今ごろこんな仕事をしているはずではなかった
今ごろはと腕を組んで
ディナーに行って
美味しい料理を食べて
それで・・・

「はぁ・・・何で私だけ・・・」

他の皆はもうとっくに帰っているというのに
何で私だけこんな山積した書類と向き合わなければならないのだ
との楽しいデートのはずが
忌々しい書類との残業デートになってしまった

ももう帰ってしまったかな・・・」

そう思うと酷く寂しい思いになってしまう
逢いたい
逢ってこの腕で抱きしめたい
触れたい
キスしたい
だが現実がこんな状態なだけに
そう思えば思うほど虚しくなる

・・・」

「呼びましたか?」

ああ。
の声がした気がする。
寂しさのあまりついに幻聴まで聞こえるように・・

「大佐?どうかされたんですか?」

「・・!!今のは幻聴じゃなかったのか!」

「はぁ?」

何言ってるんですか

そう呆れながら私に近づく
コーヒーカップと何やら包みを持って

「差し入れです」

「・・・・・やはり私のことを」

「だから何言ってるんですか。大佐のお陰で私の今日の計画は台無しですよ。
仕方なく家に帰って即席でご飯作って食べました」

「本当にすまない」

「いいです。この貸しはいつか必ず返してもらいますから」

「ああ。絶対返すよ」

「それで?大佐、終わったんですか?」

「まだあと少し残っているんだが」

疲れが溜まってるせいか、どうにもはかどらん

言うとは溜息を吐いて
差し入れだといって持ってきた包みとカップを私の前に置く

「少し休憩なさったら如何です?サンドイッチ作ってきましたから」

の・・手作り・・・?」

「はい。お気に召さないようでしたら無理して食べなくてもいいのですが」

「いや!喜んで食べさせて貰う!!」

そうして
の手作りのサンドイッチとコーヒーを飲みながら
と色々他愛もない話をした

先程まであんなに寂しい思いをしていたのに
がいるだけでこんなにも心が晴れる
本当には素晴らしい

 

「さぁて・・・。じゃああと少しのようですから頑張ってください。」

私は帰ります

と言って帰る支度をし始める

。ちょっと待ちたまえ」

「なんです?」

「おやつは?」

「は?」

「食後のおやつだ」

「そんなもんありませんよ。大体今夜中の何時だと思ってるんです?」

「夜中の3時だ。つまり3時のおやつ」

「あのですねぇ。そんな時間におやつなんて食べたら胃がもたれますよ?」

「別にそういう意味で食べるおやつが欲しいわけではないのだがね」

「え?」

拍子抜けしているの腕を引っ張り
私に引き寄せる
小さなの身体は私の胸の中にすっぽりと収まった

「ちょ・・!大・・」

言い終わる前にの唇に自分のそれを重ねる
軽く触れるだけのキス
何度も何度も味わうように

「大・・佐!!止めてください!一体どういうつもりですか!!」

「3時のおやつだ」

笑いながら言うとは顔を真っ赤にさせた
そんなも可愛くて仕方がない

「〜〜もう!!!」

「ははは。は可愛いな」

「帰ります!!!」

「ああ。食事とおやつ、ご馳走様」

 

君自身という、これ以上のご馳走はない
君自身が私にとってのおやつだ

 

「ご馳走様」

 

私はもう一度その言葉を口にし
残っている仕事に取り掛かった

 

 

 

終われ

 

 

 

言い訳(反転)
んー相変わらず文がまとまってないなぁ・・。
もう少し文才が欲しいです。そしてありきたり(笑)
おやつと言えば、君自身。・・なんてありきたりな・・・
サンドイッチをすでに食しているというのに、
胃がもたれるなんて本当に今更的な言葉ですね;
ちょっと甘いのが書きたかったんです。
でもやっぱり撃沈です。
しるは、チュウをすればとりあえず甘くなる、という間違った考えをもっている人間ですので;

ブラウザバックしてくれたまえ

 

 

 

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