いつか聞いた質問

『一番大切なものは何ですか?』

彼は答えた

『たった一人の家族だ』

 

 

 

大切なもの

 

 

 

「エドv」

「久しぶりだな、!」

「はは〜相変わらずちっこいなぁ!!エドは!」

「ちっこい言うな!!」

 

久しぶりに会った彼、

エドワード・エルリック

国家錬金術師

その銘は鋼

私の恋人

 

「あれ?アルは〜?」

「先に司令部に行った」

「エドは行かなくてもいいの?」

「あの腐れ無能嫌味大佐に会う前にどうしてもに逢いたかったんだ」

「うわぁ・・・マスタング大佐かわいそー・・・」

酷い言われようだなぁ、大佐。

「それにしても。相変わらずだな」

「うん。エドも相変わらずちっこ」

「だからちっこい言うな」

 

軍属でも何でもない一般市民の私

それに比べて国家錬金術師で各地をふらふらしているエドワード

逢える日よりも逢えない日のが圧倒的に多い

それでも

こうして逢いに来てくれる

 

「愛を感じるなー」

「は?」

「いやね、エドはいつもそうでしょ?司令部行く前に私に逢いに来てくれる。だからv」

そう言うとエドは顔を赤くし、うるせぇ、と私を小突く
こんなやり取りも嬉しくて仕方がない

「次はいつ出発するの?」

あまり聞きたくない質問だけど、それをちゃんと聞いておいて
一緒にいれる時間を把握して、出来るだけ一緒に居たい。

「実はな、今回はすぐに出発するんだ。明日かそのあたり・・・」

「明日!?早っ!!」

「ごめんな・・セントラルのほうに賢者の石の情報があってさ」

「むぅ・・」

いつもはもっと滞在するのに・・・

 

こういう時、いつも不安になる

エドの中で私はどのくらいの位置にいるのか

アルが大切なのはわかる

たった一人の家族だから

こうして各地を出歩くのも納得できる

元の身体に戻るため

じゃあ、私は?

 

 

 

 

 

「なぁ、。いつか俺に聞いたよな」

「ん?」

「"一番大切なものは何か"って」

「・・うん」

「俺、やっぱりアルが大切だ。たった一人の家族。すごい大事な存在」

「うん」

「だけど、はそれ以上に大切だから」

普段の彼からは想像出来ない科白

「俺はがすごく大切で・・上手く言えないけど・・アルとは違う意味では一番大切だから」

「・・うん」

「何物にも変えられない大切な存在だから」

「・・・」

「だからさ」

そう言ってエドは私の目を見つめる
いつ見てもエドの瞳は綺麗だな

「俺が元の身体に戻るまで待ってて?元の身体に戻ったら一番にに逢いに来るから」

 

「・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・・」

 

「・・・何か言えよ・・・恥ずかしいじゃねーか・・//」

「え!?あ、ごめん。エドがすっごい嬉しいこと言ってくれるもんだから感動してた」

「・・全く・・お前ってホント・・・」

「何?」

「ん、まぁいいや。で?返事は?」

彼は左手を私の頬に優しく添える。
生身の手
エドの体温が直接伝わってきてすごく近く感じた

「絶対逢いに来てね・・ずっと待ってる」

「了解」

そう言葉を交わすと
彼は私にキスをした

 

 

一番大切なのは家族

だけど

自分の力で守りたい、幸せにしたいのは、彼女

 

 

 

是非言い分けさせてください(反転)
うー・・・くっさー・・(苦笑)
途中からエドの口調が分からなくなりました(ドボン)
そしてエド、人格変わってますよ(←自分で書いたくせに)
この「大切なもの」という題を見て私は咄嗟に「天使なんかじゃない」を思い出しました。
「ダブルひろこには幸せになってもらいたいけど、俺が俺の力で幸せにしてやりたいと思ったのはお前だけだ」
みたいな台詞。だけどちょっと使い方間違えました;
それにしても私の夢はキスしすぎだと思いませんか?(聞くな)
ちゅーちゅーしすぎだ!このやろー!
・・・すみません・・・キスさせときゃとりあえず甘くなるだろうという間違った考えをもっている人間です、私は(爆)

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