人というものを考える

死というものを考える

生というものを考える

 

 

 

 

 

古戦場

 

 

 

 

 

目の前に広がるは何もない荒地

嘗てここで戦争が繰り広げられた

いわば古戦場

 

それを見つめ隣りの彼女は今何を思うのか

 

「・・・あなたが気に病むことはありません、マスタング中佐」

「しかし私は沢山の人を殺した」

 

この戦場で

殺らなければ、殺られる

命令とはいえ、人の命を奪った

 

「人は必ずいつか死ぬものですから」

「それは分かっている」

「・・人は皆、殺されるんですよ」

「殺されるとは限らんだろ」

「いいえ、殺されるんです」

「?」

「生まれさせられて、殺される」

 

生まれようと思って生まれてきた人はいない

自殺以外に自分から死にたくて死ぬ人なんていない

自ら選んだわけでもないのに、世に勝手に生まれさせられ、人生に参加させられ、

突然殺される

寿命なんていつかわからないし

 

そう、彼女は淡々と言う

 

「確かにそうだな。自分の都合などおかまいなしに勝手に死はやってくる」

 

だから殺されるも同じこと

 

「だがそれは理屈に聞こえるがね」

「理屈ですよ」

 

だって

そう言って彼女は目を伏せる

 

「そうでも思わないとやってけません」

 

私も

 

「沢山の人を殺しましたら」

 

沢山の命を奪い、沢山の血で自分を汚し

沢山の罪を被せられる

 

「君が気に病むことではないよ」

「そっくりそのままあなたに言い返しますよ、マスタング中佐」

「それにしても見事に荒れたな」

「戦争ですから」

「ああ」

 

古戦場を見て彼女は何を思うのか

彼女は、コギト、つまり「思い」「考えて」いた

 

「でも何年も前の話ですけどね」

 

終戦から数年、

いまだに鮮明に思い出されるその風景

人の死

 

「人は何かの罪を背負って生きていく」

「そしてそれを忘れることも出来ないで、殺される」

 

運命に

 

「あー・・もう、止めだ止めだ。早く司令部に帰ろう」

 

こんなとこで自分を責めていても何も始まらない

 

「そうですね」

 

責めれば責めただけ目から塩水が出てくるから

 

 

 

古戦場を振り返り、我思う

いつか国を変えて、戦争のない平和な国に

そして

誰もが幸せになれるように

 

私は考える

 

 

 

 

 

 

 

言い訳
なんでしょう。意味不明です。
つまらんし。とりあえず「コギト」という本を読んでふっと思ったことですね。
「人は生まれさせられ殺される」
その節に凄く衝撃を与えられたので。
たまには哲学本を読むのも悪くないです。
でも私は頭悪いのでそれを伝えることが出来ないのが非常に残念;
ゴミ箱ポイポイしたいなー・・・(そう思うならアップするな)
とゆうか何時の話ですか?中佐って・・;

 

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