「平和ってことは実にいいね」

 

彼女は言う

 

 

 

平和

 

 

 

「何?

ちょうど休みが重なったから、
じゃあ一緒に出掛けよう
って話になって
でも別段行きたい所もすることもなく
だから
コーヒーでも飲みながら行き先を決めようってことになって
こうしてカフェに入って2人で一緒にコーヒーを啜っていた

そしたら
俺の彼女が何の前触れもなしに言ってきた

「だから平和っていいね、って言ってるんじゃん」

あんたって耳悪いの?

なんて言われた
いや、ちゃんと聞こえてましたよ?

「そうじゃなくて・・・何を突然言い出すんだよ」

「んー別に。ただホント平和っていいなって思ったから口に出したんだよ」

「はぁ?」

「こうして2人で出掛けて、コーヒー飲んで・・平和じゃなきゃできないことだよ?」

「まぁ、そうかもな」

「幸せだなぁ〜!うん、実に幸せだ!」

何を突然言い出すんだ。
確かに平和ってのはいいことだし、
こうしてる何気ないこともすごく幸せで
でもこういうことも平和じゃなきゃ出来ないことで

「だってね、ジャン。平和じゃなきゃ当たり前のことも当たり前のようにできないんだよ」

「ちょっと違うんじゃないか?」

「何が?」

「当たり前のことなんてないと俺は思うぜ?」

「何で?」

「当たり前だと思ってることは実は当たり前じゃない。こうしてることが幸せで、今はそれが当たり前だと思っていても
平和じゃきゃすることは不可能。つまり当たり前のことなんて有り得ない」

果たして言いたいことが伝わっただろうか

「んー・・・よくわかんない」

どうやら伝わってないらしい;

言葉で思っていることを伝えるのは実に難しい

「でも言いたいことはなんとなく分かった」

「それはよかった」

「・・・まだまだ荒れるよね、この国」

「・・そうだな」

イシュヴァール
何年も前の話で
随分昔の話のように思えるけど
それでもまだ解決したわけじゃない

「エドもいつか人間兵器として招聘されるのかな」

ポツリと
小さくこぼす

国家錬金術師だからいつかはそういうことになるかもしれない
絶対にそういうことにはならない、とは言い切れない

「それで私もいつか人を殺すのかな」

。この話はもうやめよう」

ムードが暗くなってきた
せっかくの休みで久しぶりのデートで
こんな話題は御免だ

「いつかはそうなるかもだけど、それでも今は平和だよ」

「そうだな」

「だから今のこの平和と幸せを噛締めて生きようぞ、ジャン・ハボック」

いいことに限って長続きしない
いつかはこの平和も平和でなくなり
当たり前のことが当たり前でなくなる
2人でいることの幸せ
何気ないことをこうして話す幸せ
何もかもが当たり前のようで当たり前じゃない

「平和でも、そうでなくてもずっと一緒にいたいな」

「うん」

「さて。そろそろ店出るか。行きたいところは決まったか?」

「しまった!まだ決めてないよー!!」

「ああ?まったく何ぼーっとしてんだよ」

「そういうジャンこそ考えてないくせに」

「ははは〜じゃあとりあえず外ブラブラするかー」

「うん!」

 

2人で肩を並べて歩く幸せ

2人で笑いながら話す幸せ

全て

平和じゃなきゃできないこと

 

だけど

「俺はお前さえいれば、それでもう幸せだけどな。平和じゃなくても」

自分でもビックリするくらいクサイ台詞には笑い飛ばすだろうと思っていたけど
それでも彼女はにっこりと微笑み
俺の手を握った

「早く行こう、ジャン」

俺も彼女の手を握り返した

 

 

終わってくれ

 

 

すみませぬ(反転)
くっさー(爆)
ハボじゃねぇよ、これ。誰ですか?あたなは誰ですか?
はぁー甘夢が書きたくて毎回一生懸命頑張るんですけど、
それでも甘夢が書けないのはもはや才能がない、ということですよね(自滅)
毎回思うんですけど、お題にそってないですよね。
これだって「平和」っていうより「当たり前」とか「幸せ」とかのタイトルのがピッタリ合うもの。
それでもこれは平和というお題に沿って書いている、と私は言い切ります。
・・・・ああ・・・ごめんなさい;

ブラウザバックしてくれぃ

 

 

 

 

 

 

 

 

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