あれから幾らかの日数が経ちました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからのこと

 

 

 

 

 

 

 

 

、一緒に昼飯行こうぜ」

「ああ。そういえばハボック」

「何だ?」

「新しい手品を開発した」

「開発というのか?」

「知らん。だが見たいと思わないか?」

「別にどっちでもいいんだけど」

「・・・血の海に沈められたいのか?」

「・・・すみません」

 

 

 

報告書

デートからの経過日数:1日

彼女の態度:デート前より気持ち凶暴化

進展:なし

報告者:ジャン・ハボック少尉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、

「何だ、ハボック」

「今度の休み、また映画行かねぇ?」

「断る」

「な、なんでっ!?」

「と、ゆうか。お前と私は休みが重なってないだろう」

「・・・そうでした」

 

 

 

報告書

デートからの経過日数:2日

彼女の態度:デート前と変わりなし

進展:なし

報告者:ジャン・ハボック少尉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

、今日晩飯一緒しねぇ?」

「無理だ。残業だ」

「じゃあ俺、待ってるし」

「いらん。とゆうか日付け変わるぞ」

「・・・そうですか」

 

 

 

報告書

デートからの経過日数:3日

彼女の態度:ちょっと素っ気ない

進展:なし

報告書:ジャン・ハボック少尉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だ」

「前言ってた資料、貸してくれ」

「それが人にモノを頼む態度か?」

「・・・貸してください」

 

 

 

報告書

デートからの経過日数:4日

彼女の態度:デート前より冷たい

進展:なし

報告者:ジャン・ハボック少尉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、

「何だ、ハボック」

「お前、髪切った?」

「切ってない」

 

 

 

報告書

デートからの経過日数:5日

彼女の態度:とても素っ気ない

進展:なし

報告者:ジャン・ハボック少尉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だ」

「最近、冷たくねぇ?」

「そうだな。風が出てきたからな」

「気候のこと言ってんじゃねぇよ」

「じゃあ何がだ」

「お前の態度」

「そうか」

「・・・それだけ?」

「それ以外に何を言えばいい」

「"そんなつもりない"とか"ごめん。気を付ける"とか」

「そんなつもりはないのだが、気を悪くしているのなら謝る」

「・・・お前な」

「では私は忙しいから行くぞ」

「・・・〜・・・」

 

 

 

報告書

デートからの経過日数:6日

彼女の態度:とてつもなく冷たい

進展:なし

報告者:ジャン・ハボック少尉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だ」

「お前、何で俺のことハボックって呼ぶんだ?」

「お前はハボックだろう?」

「や、そうだけど・・・もっと他に言い方があるだろ」

「・・・ああ・・・そうか。そういうことか。すまない、ハボック少尉」

「・・・お前さ・・・」

「何だ?ハボック少尉」

「それ、わざと?」

「何がだ?ハボック少尉」

「だから、その呼び方」

「呼び方の何がわざとなんだ?ハボック少尉」

「・・・だから」

「だからなんだ、ハボック少尉」

!!」

「大声出すな」

「・・・あのさ、俺のこと名前で呼んでくれないわけ?」

「・・・なんで」

「・・・なんでも」

「理由もなしにか?」

「名前を呼ぶのに理由がいるのか?」

 

「・・・彼女でもないのに」

 

「・・・もういい」

「もういい、とはどういうことだ」

「お前のことなんてどうでもいいってこと」

「何だ?その言い方は」

「そりゃこっちの台詞だ」

「・・・最低だなお前」

「お前は最悪だ」

「そうか」

「そうだ」

「お前と居てもイラつくだけだ。もう行く。じゃあな、ハボック少尉」

「その台詞、そっくりそのままお返しするぜ、少尉」

 

 

 

報告書

デートからの経過日数:7日

彼女の態度:最悪

進展:寧ろ後退

報告者:ジャン・ハボック少尉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だ、この報告書は」

上司、マスタング大佐は俺の報告書を見て顔を顰めた

「あんたが提出しろっつったんでしょ」

「そうだが。私が欲していたのはこんなくだらん報告書ではない」

「でもそれが現実っスよ」

 

デート後

との進展状況について報告書を出せ、とこの焔の大佐は言ってきた

多分

面白がってるだけなんだろうけど

 

「特になんだ、この最後の、『進展:寧ろ後退』というのは」

「後退したんで」

「なぜだ?」

「・・・言いたくねぇです」

「言え」

「イヤです」

「何で」

「何でも」

頑なに言わないという態度を露わにしていると

大佐は溜息を吐いてやれやれと言った感じで俺を見た

やれやれ、なんて、

俺が言いたいくらいだコンチクショー

「・・・ハボック」

「なんスか」

「お前、彼女に惚れたんだろう?」

「・・・さぁ」

全くこいつは

そう言った顔で俺を見上げる大佐

「・・・そんなの知りません。とゆうかあんたに関係ないです」

「ケンカでもしたのか?」

「してねぇっす」

「したんだな」

チッ・・・無駄に勘だけいいんだもんな、この上司は

「何が原因だ」

「知らねぇっス」

「まぁ、どうせくだらんことだろ」

「くだらなくなんかないっスよ」

「そうか、では話してみたまえ」

「・・・イヤです」

「・・・ガキ」

「ガキで結構っス」

「ハボック」

諌めるように、この上司にしては妙に優しげな声色で俺の名を呼ぶ

 

ケンカの原因なんて

よく考えればくだらないことだ

だけど、だからこそ言えない

 

俺も悪い

だけど

も悪い

そう思うし

 

「ハボック、今夜奢ってやる」

「・・・飯で釣るつもりっスか」

「人聞きの悪い」

「どうせ笑いものにでもするんでしょ」

「何を言う。こんなに部下のことを思っているというのに」

神の様な笑顔で

そんなことを言ってもウソ臭いっスよ、大佐

 

でも

悲しきかな、薄給人生

俺は仕事後この恋多き大佐の奢りに釣られ、

くだらないケンカのことを話すことになるんだ、きっと

 

 

 

 

ハボックとの関係
50l/100l

 

 

 

 

言い訳です
え〜・・・っと。何でしょうね(え)
パーセンテージがマイナスしましたけど;
まぁ、とにかくデートから1週間をテーマに書きました。
つまらないのはいつものことです、はい。

 

ブラウザバックプリーズ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送