自動症の最高峰

D.L.L.R

自分や他人を傷つけずにはいられない

 

 

 

 

 

 

殺傷症候群

 

 

 

 

 

「っ・・・!」

 

彼はD.L.L.Rだ

つまり殺傷症候群

 

っ・・・!」

「なぁ、痛いか?痛いよな。ごめんなジャン」

「もうやめろよ、

「でも俺さ、どうしてもやめられねぇんだ。だからごめん」

 

彼は自分を傷つける

人を傷つける

俺を傷つける

 

「なぁ、痛いか?死ぬほど痛いか?」

「っつ・・」

「血、出てるよジャン」

 

言葉だけの心配

だけど

心はこもってない

 

無意識、ではないはずだ

 

「ほら、こうしたら・・?」

「いっ・・!」

「やっぱり痛いか・・。俺も前、自分にやって結構痛かったから」

 

彼は俺の腹に、カッターで薄く傷を作る

血が、滴り落ちる

 

「なぁ・・これ、ここに突き刺したら、お前死ぬかな・・」

 

そう言って彼はカッターを俺の首、喉仏辺りに当てる

 

「やめっ・・!」

「ジャン。何で俺、こんな病気なんだろう?人が死ぬの、全然恐くないんだ」

 

罪悪感なく人を殺すことができる

最も悪質な精神病

 

「俺、死ぬことが全然恐くないんだ」

 

なぜ人を殺してはいけないのか分からない

彼はその疑問をいつも俺にぶつける

 

俺は、苦しんでいるを救ってやれない

 

「生きるって辛いよな。死んだら楽になるかな・・・」

 

俺は苦しんでいるの気持ちを分かってやれない

 

「なぁ、一緒に死のうぜ?俺と、ジャンと2人で」

 

彼はにっこりと笑いながら言う

その笑顔に、ぞっと背筋が凍る

何年か前、その笑顔に惚れたはずなのに

それなのにもうあの時のように、胸が高鳴ることはない

 

。もうやめろ、ホント」

「やめられない」

「お前、ボロボロじゃねぇか」

「ああ、ジャンもな」

「体のことじゃねぇよ。心のことだ」

「だって・・俺は精神病持ちだから」

 

そう言って彼はまた俺に傷を造る

俺は

の痛みは

彼の本当の、誰にも理解されない、決して理解されることのない痛みは

この程度の痛みじゃないと分かっている

だから

俺は

 

「なぁ・・いい加減に」

「いい加減にするのはお前だろ、ジャン」

?」

「何で、何で俺の側にいんだよ・・!俺の側にいたら絶対、お前を・・っ!」

・・」

「・・いつかお前を殺しちまうかも、しれねぇ・・」

 

彼は顔を手で覆い

呟く

 

「俺とお前はある意味で同じなんだよ、

「何を突然」

 

自覚はあるのか、それとも否か

 

「お前は殺傷症候群だ。人を、誰かを、俺を傷つけずにはいられない」

「・・・ごめん」

「俺は・・お前に傷付けられることを苦としてない」

「・・ジャン、やめろ」

「お前に傷付けられるなら本望だ」

「やめて、くれ」

「お前に殺されるなら、それも悪くない」

「ジャンっ!!」

「・・俺もある意味では精神病なんだよ」

 

に関することとして言えば

俺は立派な精神病患者だと思う

 

「・・じゃあ、俺がもし今ここでお前を殺したら?」

「だからそれも悪くない、寧ろ本望だな」

 

戦争で他人に殺られるよりも、年老いて死ぬよりも

好きな人に殺されるのなら

それは一番喜ばしいこと

 

「一緒に死ぬか・・?」

「それがお前と俺との違いだ」

「ジャン?」

「俺はお前に殺されても全然構わない。だけどお前が死ぬのは嫌だ」

 

そう言って俺は彼を抱きしめる

 

が苦しむのは嫌だ」

 

すでに苦しんでいるのを知っている

それでも

それ以上の苦しみを味わせたくない

 

「俺もジャンが苦しむのは嫌だ」

「それでもヤルんだろ?」

「ごめん、俺、ホント、どうかしてる」

「お前のせいじゃない」

「ごめん、ジャン」

 

そう言って彼はカッターで俺の腕に長く大きな線を描く

血が流れる

 

「ごめん」

 

また傷を作る

 

「ホント、ごめん」

 

痛くない

 

「お前が死んだら俺も逝くから」

 

苦しくない

 

「ジャン、好きだ」

 

その言葉が聞ければ俺は何されても構わない

 

俺、ホント、重症だ

 

「俺を恨んでくれて構わないから」

 

恨むべきものは彼でなく

彼をそうさせるその狂った病気

 

俺を重症にさせたのも

彼を狂わせたそれ

 

 

D.L.L.R

殺傷症候群

自分や他人を傷つけずにはいられない自動症の一種

自動症の最高峰

埒外に最悪

問題外に性質の悪い

凶悪な種類の精神病

 

殺傷症候群にはどうやら、その患者に惚れた人間をも狂わせる性質があるらしい

 

 

 

終わってくれ

 

 

 

 

マジ本気で言い訳します。
何ですこれは。まじでなんですか?;
私は精神病かっ!!と自分自身思わせる夢ですね^^;
リク以外初のBL夢だというのにっ!
あのね、言い訳するね。戯言読んでてさ、思いついたの。ずっと前に書いたのを書き直したんだけど・・・。
何なんだこれは(わかったから)
コレ書いたのずっと前ですが、その頃、私、相当病んでいたようです;
自分でこれ読み返して、「あー私、普通にやべぇ」と思いましたからね(苦笑)
えっと、BL。これから増やします。増やす予定です。ってかこれはBLと呼べるのか?(汗)
ぅうむ・・・非常に微妙な夢ですね。これ以上ないほどに微妙だ・・・!

 

ブラウザバックプリーズ

 

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送