俺のライバルは上司だ

俺のライバルは国家錬金術師だ

俺のライバルは焔の錬金術師だ

 

 

 

 

 

 

それは全て自分を嵌めるために

 

 

 

 

 

「ああ・・・大佐・・・今日もステキだわ・・・」

「またそれかよ・・・」

 

は大佐が好きだ

彼女いわく、好きで好きで仕方がないらしい

好きすぎて押し倒したいくらいだ、そうも言っていた

 

「だって!見てよ、あのステキな黒髪っ!!!!しっとりしてるのにさらさらしてるぅvv」

「・・・はいはい」

「それにあの切れ長の目っ!!!もうあの目に見つめられたら心臓やられるわ、ほんとに!」

「・・・はいはい」

 

俺は

が好きで

だけどは大佐が好きで

 

「何よー。その『どーでもいいですー』みたいな返事は」

「だってどうでもいいし」

「あー、もうジャンは酷いなぁ」

「酷くて結構」

 

酷いのはお前だよ

俺の気持ちに気付きもしないで、大佐のことばかり見て

きっと俺のことなんて男としても見てないだろうな

 

「嗚呼!もう!!大佐ったら本当にステキ!!!」

「分かったから・・・」

「嗚呼vもし大佐が」

「私が何かね?」

 

と、大佐登場

チッ・・・こんな時に来るなんて・・・

 

「た、大佐・・」

「ん?私がどうかしたかね?」

「いえ!!何でもありません!!!ただ大佐ってステキだなって」

「ははは、君は口が上手いね」

「本気ですよ!ね?ハボック少尉!」

「んぁ!?何で俺に振るんだよ・・・」

「そういえば、。君がこの間提出してくれた報告書だが、とても見やすくまとめてあって仕事がはかどったよ」

「本当ですか!?」

「ああ。君は本当に働き者だね。とてもいい部下だ」

「あ・・はい・・」

 

あ、さん

今『部下』発言に少し落ち込みましたね?

 

「では私はこれから軍議があるので失礼するよ」

「はい!頑張ってください!」

 

大佐退場

ふぅ・・・やっとと2人っきりに・・・

 

「ねぇ、ジャン。やっぱり私は大佐にとってただの部下なのかな・・・」

 

大佐がいなくなっては寂しそうにポツリと零す

俺は、そんなを見たくなくて

 

「そんなことねぇって!」

 

咄嗟に心にもないことを言う

 

「ウソだよ。絶対大佐は私のこと部下としてしか見てない」

 

お前は俺をただの仕事仲間として見てねぇだろ

 

「・・・なんで?こんなに大佐が好きなのに」

 

俺だってお前のこと、こんなに好きなんだぜ?

 

「大佐が好きで仕方ないのに・・・」

 

俺もお前が好きで仕方ねぇよ

 

「なんで大佐は私のこと1人の女として見てくれないのかな・・・」

 

何でお前は俺のこと見てくれないんだよ

 

「・・・ねぇ、ジャン。何か言ってよ」

「・・・知るかよ、んなこと」

「・・・酷・・・」

「だって知らねぇもんは知らねぇよ!!大佐の気持ちなんて俺にわかるわけないだろ!?」

 

半ば叫ぶ気持ちで言う

は俺を全く見てくれない

いつだっては大佐のこと見てて

 

「・・・そうだけど・・・なんかさ、慰めの言葉の一つでも言ってくれる気にならないわけ?」

「俺が慰められてぇよ」

「は?」

「俺はお前がっ!!」

 

そこまで言ってはっとする

気持ちを伝えたところでは俺に振り向きはしない

フラれるのは目に見えてる

 

「何?」

「・・・なんでもねぇよ・・・」

 

伝えたい

だけどフラれたくない

何で、他の男に気がある女を好きになったんだろ

ほんとに女運ねぇな、俺

 

「ジャン?」

「俺は」

 

伝えたい

せめて気持ちだけでも

 

「何?」

 

俺の気持ちを言ったらはどうするだろうか

俺をふる、それは分かってる

だけど

考えるべきところはそこじゃない

それからだ

もし告ったら

これからは少しは意識して見てくれるだろうか

 

 

 

 

「俺・・・お前が好きなんだよ」

「・・・は?」

「は?じゃなくて・・・本気だから」

 

は少し困惑した顔で俺を見る

顔が少し赤い

 

「本当?」

「本当」

「絶対?」

「絶対」

「・・・なんで」

「好きになっちまったもんはしょうがねぇだろ・・・クソッ、何でお前は大佐が好きなんだよ」

「ジャン・・えと」

「もういいから。何も言わないでくれ」

「でも、私・・」

「いいから!!もさ、大佐に告れよ!そんでもし万一フラれたら、まぁ、お互い慰めあう気持ちで飲みにでも」

 

「やったな!!!!!!!」

 

バァン

と勢いよく扉が開く

そこには軍議にいったはずの大佐がいた

 

「ありがとうございます!!大佐!!!!」

「ああ、おめでとう!これで晴れて両想いだな!!」

「・・・・・は?」

 

なにやらと大佐はニコニコしながら手をパァンと当てたりしている

・・・あの

 

「・・どういうことっスか?」

「はは、おめでとう、ハボック。両想いだな!」

「は?だからどういう・・・」

「あのね、ジャン。怒らないで聞いてね」

はな、お前のことが好きだったんだよ」

「はぁ・・・」

「それでさ・・・ジャン、何考えてるかサッパリだからね、大佐に協力して貰って・・・」

「サッパリ、ではないだろ?ハボックがを好きなのははじめから分かっていたことだ」

「私にはわかりませんでした!」

「まぁまぁ。そういうわけで、が私のことを好きだ好きだ、と言っていれば我慢できずお前が本音を吐くだろうと」

「・・・・それで俺はそれにまんまと引っ掛かったわけですか・・・・」

「「そのとーり」」

 

見事にシンクロする声

どうやら俺は

ライバルだと思っていた上司にまんまと嵌められたようです

でも結果はオーライ

 

「では私は本当に軍議に行くよ。、幸せにな」

「はいvvありがとうございますvv大佐vvv」

 

そう言って笑いながら大佐は去っていった

 

「・・・・

「ジャン、ごめんね。本当に」

「・・・・全くだ。今までの俺のどうしようもない気持ちをどうしてくれる」

「うう・・ごめん」

「許さん・・・詫びとしてキスしろ」

「えぇぇぇ!!?!??何言って!!!!」

「俺のこと好きなんだろ?俺達、今この瞬間から恋人同士になったんだ。いいだろ?」

「〜〜〜〜〜でも!!!」

「俺のこと嫌いなのかよ・・・」

「違っ!!・・・・わかったわよ・・・」

 

 

そう言っては俺にそっと口付けた

初めて交わす口付けは

生まれて初めてするキスのようにドキドキして

とても甘いモノだった

 

 

 

俺のライバルは大佐でした

俺のライバルは国家錬金術師でした

俺のライバルは焔の錬金術師でした

 

 

 

それは全て自分を嵌めるための作戦

 

 

 

終われ

 

 

 

言い訳(反転)
あー・・・・・・・・・・すみません;
ヌルっ!!!なんてヌルイ夢なんだっ!!!!!
当初はこのままハボの気持ちは報われない、という方向なのでしたが。
ですがやっぱりハッピーエンドにしたい!とさっき思いまして。
それでこんな訳分からん、とてつもなく不明な夢となってしまいましたとさ★
因みに、私の友達は私が「ごめん」というと必ず「許さん」と言います(だから何だ)
それから、「「そのとーり」」は、アニメ37話(でしたっけ?)の「戦う少尉さん」で
賭けをする、フュリー、ファルマン、ブレダの3人が言っていた言葉意識です(だから何だ)
もっと普通に甘い夢が書きたいです。それかシリアス一線が書きたいなぁー・・・(ボソ)

 

 

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