強くて

儚げで

可愛くて

かっこよくて

見ているだけで癒される

あの人

 

 

 

惚互

 

 

 

かっこいいくせに可愛い。優しいくせに強い。
それが私の恋愛相手、永倉新八君

彼を気にし始めたのは去年で
彼を好きになったのは今年、同じクラスになってから
彼に夢中になったのは
隣りの席になって、彼が私に話し掛けてきて、それで仲良くなってから

「はじめまして、さん」

「え・・・あ・・永倉君」

「あ、俺の名前知ってるんだ」

「うん、まぁね。」

「今日から同じクラス、隣りの席として一つよろしくv」

もしかしたら、
そう言って差し出された手を握った時から、
その笑顔を向けられた時から、
夢中になっているのかもしれない

 

今の友達の関係
それでも十分贅沢
だけど席替えして、席が遠くなって
あまり会話しなくなって。
少し寂しい。
それにもうすぐ夏休み。
逢えなくなる。
憂鬱。
耐えられない。

彼が私のことを少なからず気にかけてくれているのはわかる。
自惚れとかそんなんじゃなくて
なんとなく
雰囲気とかそういうので、わかる。
もしかしたら両想いかもしれない。
それは自惚れ。
だけど
この夏休み中に彼が違う女の子とくっついちゃったら・・・
そう思っているのに中々行動に移せない
気になるのに
すっごく気になるのに・・・

 

 

だから私は彼に頼んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可愛いのに負けず嫌い。気が強いのに誰にでも優しい。
それが俺の好きな人、ちゃん

初めて見たのは高校の入学式で
その時から気になってて
1年の時は違うクラスだったからきっかけはなかったけど
2年で同じクラスになって、隣りの席になって

「え・・・あ・・永倉君」

俺の名前、知ってるってこと知ったとき、正直かなり嬉しくて
差し出した俺の手を握った時に向けられた笑顔が可愛くて

沢山彼女と話しているうちに
彼女に恋をした

席替えして、席が離れて
あまり話さなくなったけど、俺はずっと彼女を見てた
別に見てることを気付かれたって構わない
むしろ俺の気持ちに気付いて欲しくて

もうすぐ夏休み
彼女に逢えなくなる。
寂しい。

気持ちを伝えた方がいいのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、新八っつぁん。」

「何?平助」

昼、中庭にて。
今日は天気がいい。

「新八っつぁんと同じクラスで、前席隣りだった子、なんてゆーの?」

「あぁ・・ちゃん?」

ちゃんってーの?」

そう言って平助はにっこりと笑う。

「何ヨ・・」

「いやーあの子、可愛いなぁ〜って思ってv」

「は?」

「だからさ。可愛いなって思ったわけだ」

ああ、確かに可愛い。うん。
なんてったって俺が惚れた女の子だもんネ。

「それでさー新八っつぁんに頼みがあるんだわ」

すっげぇ、イヤな予感

「・・何?」

「俺とちゃんの仲、取り持ってくんない?」

やっぱり

「何で?」

「なんか俺、ちゃんに惚れちゃったかな〜なんてv」

「だから何で俺に頼むんだよ」

「だって仲いいじゃん。それに席も隣りだし。ね?」

「イヤ」

「何でよ」

だって俺もちゃんのこと好きだもん。

「俺、他人の恋のキューピッドにはなりたくねぇの」

「いいじゃん、ちょっとくらい」

「ダメったらダメ。何が何でもイヤ」

「んー?まさか新八っつぁんもちゃんのこと?」

「・・・だったらどうする?」

「・・まじ?」

「まじ」

「絶対絶対本当?」

「絶対絶対本当」

「いつから?」

「ずっと前から」

「本当に好きなの?」

「本当に好きなの。だから」

「だってさ!よかったね!ちゃん!」

「・・・は?」

何言ってんの?こいつ。

「ほら〜恥ずかしがってないで出ておいでよ〜ちゃん!」

そう平助が言うと恥ずかしそうに陰から出てくる話の根源。
・・・今の話聞かれてたってこと?

「あのね・・永倉君・・ごめんなさい・・私・・」

「ははは〜謝ることなんてないじゃん!これで晴れて両想い!おめでと!」

「・・は?え?」

俺、ちょっと理解できないかなーなんて

「だからー。ちゃんが新八っつぁんのこと好きで、新八っつぁんもちゃんのことが好き。
両想いだろー?」

そういうことではなくて;

ちゃんが新八っつぁんの気持ちが知りたいってゆーからさ〜。ちょっと協力してあげたのv」

「・・・そうなの?」

「うん・・ごめんね・・」

「じゃあ、俺は邪魔者だから消えるとしますか!そいじゃあな!仲良くしろよ!」

そう言って行ってしまった平助の後ろ姿を見て溜息を吐く。

ばっちりはめられたなぁ・・・

でも彼女の気持ちが知れて嬉しいから
彼女と両想いになれたのが嬉しいから
全然怒る気になんかなれないけどネ

「永倉君・・あの・・本当にごめんね・・」

「何で謝るの?結果的に両想いになれて俺は嬉しいヨ?」

「本当・・?」

こくん
と頷く。

もう一度言おう。
今度は本人に

ちゃん、好きだよ」

言った時の彼女の笑顔が、今までで1番印象的だった。

 

 

終われv

 

 

言い訳してみる(反転で)
ははは〜ぱっつぁん好きだなぁ!可愛いんだもん!
だけどちょっと彼の可愛さがふんだんに発揮されなかったかなー?なんて言ってみたり。
ってかへーすけ出てて、さのが出てないってどーゆーことでしょーね?(聞くな)
それにしても(話戻るけど)永倉さん、本当に可愛いですよね。黒乃新撰組万歳ですよ、本当。
追伸:長くてごめんなさい。ありきたり展開でごめんなさい。つまらなくてごめんなさい。パラレルでごめんなさい。
謝る前に腹切りたい気分です、はい。

 

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