もしもの話

 

 

「ねぇ。沖田さん」

「なんです?さん」

暖かな昼下がり。
京の小さな甘味処にて。

「もしも、今食べているこの餡蜜を過って地面に落としちゃったらどうします?」

「んーもう1つ注文するかな?」

「じゃあ、もしも今ここであの犬があなたに噛み付いてきたらどうします?」

「噛み付かれる前に逃げるかな」

「じゃあ、もしも今、浪士達が喧嘩を起したらどうします?」

「様子を見て止めに入る?」

「じゃあ、もしも・・」

「待ってください、さん。なんでさっきから"もしも"の話ばかりするんです?」

そう不思議そうに言う沖田さんの言葉を軽く無視

「・・・沖田さん」

「何ですか?」

 

「もしも・・・私が今ここで死んだらどうします・・?」

 

そう言うと
彼、沖田総司は
驚いた表情を見せた
が、
悲しい顔で笑い

「悲しいです」

と呟いた

「悲しくて、きっと泣いてしまうでしょうね」

「それは仲間としてですか?」

「さぁ?どうでしょうね?」

にっこりと笑って言い放つ。
本当に意を読ませない男だなぁ。

「じゃあ、沖田さん。最後の質問です。」

「はい?」

 

「もしも・・今ここで私が沖田さんに愛の告白をしたら・・どうします?」

 

本当に聞きたかったのはこの質問。

彼は少しだけ考えるようにして、言った

 

「そうですね・・・それが本当の気持ちならきっと強く抱きしめるでしょうね」

 

「私は沖田さんが好きです」

 

 

彼は言葉通り、私を強く抱きしめた。

 

 

 

言い訳してみたり(読みたい方だけ反転)
初PM夢!初沖田さん夢!!なのに短っ!!
しかも甘くないし・・・甘い夢が書けないのでせめて、と思い、
場所を甘味処にしてみました(単純)
これからの傾向として、PM夢はきっと幕末よりも現代パラレルが増えると思います(予言)

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