この世に完璧なんてありえない

全てが不完全

だからこそ

美しい

 

 

 

 

 

 

完璧な世界

 

 

 

 

 

 

「ハボック少尉」

 

天賦の才を持つ、天然的秀才

 

「あ?」

「世の中に完璧ってありえると思いますか?」

「完璧、ねぇ・・・」

 

彼女は天才、だと思う

 

「んー・・完璧なんてありえねぇんじゃねぇの?」

 

天才と莫迦は紙一重

でも別に彼女を莫迦だと思っている訳ではない

ただ、そう、ちょっとだけ変わり者だと思う

 

今のように突然、意標を付く言葉を言ったり

の頭の中では常に何かが渦をまいて、常にその脳が発動している、俺はそう思う

 

「何を根拠にそう思います?」

 

クスクスと笑いながら俺を見る

 

「根拠もくそもねぇよ。完璧なんてものはありえない」

 

ただ

 

「お前を除けば、の話だけど」

「私?」

「そう。

「私のどこが完璧なんですか?」

「全て」

 

全部が完璧

だからこそ"完璧"という

 

「お前は完璧、つまりパーフェクト」

「何で・・・私は全然完璧なんかじゃないですよ」

「お前のその頭脳。一体IQがどれだけあるのか気になるくらいだ。それに」

「それに?」

「お前自身」

「私自身?」

「顔も可愛いし、綺麗だし。スタイルだって抜群。世の中の男が放っておかない女だな」

「そんなことないですよ」

 

そう苦笑しながらいう

やっぱり可愛い

俺にしてみれば・・・

 

「完璧だよ」

 

惚れた弱みか何なのか

 

「俺にとって言わせてもらえばは完璧」

 

の細い腰に腕を回す

俺を見上げ、見つめる黒曜石のような瞳

それがまた彼女をより一層完璧に見せる

 

「それならハボック少尉も完璧です」

「・・・俺のどこが完璧なんだよ」

 

俺は

のように頭が良いわけではない、寧ろ劣勢

マスタング大佐に比べれば顔だって中の下といったところか

自分だからそう思うだけかもしれない

けれど

俺はそこらにいる男となんら大差ない人間だと思う

 

「私を虜にさせました」

 

彼女は

穢れなき眼で俺を見つめる

 

「私にとってあなたは完璧です。私はあなた以外の男性をかっこいいとは思えない」

 

それに、

彼女は続ける

 

「私にはあなたしか見えない。つまりはあなたが私の世界。即ち、世の中の"完璧"、"パーフェクト"なんですよ」

 

真剣に語る彼女に

思わず吹き出す

 

「何だ、それ」

「・・・笑うことないでしょう・・・せっかくあなたについて力説したっていうのに」

 

頬を膨らませていう彼女が可愛くて

 

「そうか・・ありがとな」

「・・・ん」

 

そっと口付ける

 

 

多分、俺は

がいるからこそ、の前で完璧になれる

を虜にすることのできる唯一無二のの世界になれる

 

裏を返せば

は俺にとって、

完璧であり

つまりはパーフェクト

 

 

「不確定要素の多い世の中ですが・・それでもあなたがいれば完璧です」

「俺もだ」

 

世の中は完全じゃない

全てが不完全で

言ってしまえば不安の多い世界

だけど

彼女がいることで不安のない

完璧な世界になる

 

彼女がいるからこそ

俺の世界は

美しく輝く

 

 

「ハボック少尉。そろそろ離してくださいません?」

「んー・・・もう少し」

「でもまた大佐に怒られますよ」

「それでも構わないから」

「仕方ありませんね」

 

彼女が俺の腰に腕を回す

 

 

その現場を大佐に見られ、無理矢理仕事を押し付けられたのは言うまでもない

 

 

 

終われ

 

 

 

 

言い訳します(反転)
意味不明すぎるだろ、これ。
アニメ最終回で「不完全だ、だから美しい」っていうロイアイシーンを見て思いついたもの。
でもノリで書いちゃ駄目っすね;つまんねぇ夢(笑)
一応、「天然的秀才」のヒロインで書いてみました。
んー。やっぱり頭の良い話は私には無理です。だって頭が悪いんだもん、私;

 

 

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