ロイ・マスタング

29歳独身

階級は大佐

焔の錬金術師

 

彼は今、非常に悩んでいた

 

 

 

 

 

彼の苦悩

 

 

 

 

 

「はぁぁ・・・」

 

何で

 

「あぁぁ・・・・」

 

何で

 

「うぁぁ・・・」

 

何で

 

「ぐわぁ・・・」

 

何で

 

 

「大佐、いい加減になさってください」

「はぁぁ・・・」

「大佐」

「あぁぁ・・・」

「大佐」

「うぁぁ・・・」

「・・・・」

 

ガチャ

ドカン

 

「(ビク)な、何だね!ホークアイ中尉!急に!!」

「あなたが仕事もやらずぼーっとなさっているからです」

「・・・すまない」

「大佐?」

 

ここで普通に謝るなんて

普段のロイなら絶対に何か最もらしい嘘を吐いて言い逃れするはずだ

リザは不思議に思った

 

「どうかなされたのですか?」

「・・・別に」

「ですが・・・」

 

先ほどから溜息を吐いたり、変な声を上げたり、頭を抱えたりしている

そんな上司を見て

何もない、とは思えない

 

「・・・中尉。一つ聞いてもいいかね?」

「はい、なんでしょう」

「・・・笑顔が離れないんだ」

「は?」

「笑う声が耳から離れない」

「大佐?」

「側にいたい。離れていると不安で、今すぐにでも逢いたい。今何をやっているのか知りたい」

「・・・大佐」

「本当、どこで誰と何をやっているのか・・・気になって仕方ないんだ」

「それは・・・」

「こういう気持ちを俗になんという?」

「・・・恋、ですね」

「やはりそうか・・・」

 

はぁぁ・・・

あぁぁ・・・

うぁぁ・・・

ぐわぁ・・・

 

ロイはまたも頭を抱える

 

「・・・どうされたんです。あなたが恋の一つ二つでそこまで悩むなんて」

「・・・普通の恋じゃないんだよ、中尉」

「は?」

「ああ・・・なんでこんなことに・・・本当にヤバイぞ・・・私・・・ああ・・・」

「あの・・」

「有り得ないぞ・・・でも有り得てしまうんだ・・・なんだってアイツを・・・有り得ない・・・でも有り得てる・・・」

「アイツ?」

「そうだ・・・アイツだ・・・全く・・・なんで私がアイツなんかを・・・」

「珍しいですね。あなたが女性に対して"アイツ"だなんて」

「いや・・そうじゃないんだ・・・なぜならアイツは・・・!!って何を言わせる!!」

「あなたが勝手に話したことです」

 

危ない危ない

危うく「恋の相手は男」だと言うところだった

普通に考えてありえない

だけどありえてしまっている

よく話には聞くがまさか自分が男を好きになるなんて

それも

ただの仲間愛、友愛ではなく・・恋愛感情で持って・・・

うー・・・ありえない・・・

けどありえてしまってる・・・

 

「大佐。何をそこまで悩まれているか知りませんが、やっと本気の恋愛をなさっているようで」

「む?私はいつだって本気だったぞ」

「そうですか」

「だが・・今回は・・・はぁ・・・・」

 

 

 

バンっ

 

 

「ロイ!」

 

 

ビク

 

 

!?」

「あら、中佐」

「ん?やぁvリザちゃん。今日も可愛いねv」

「ご冗談はよしてください」

「冗談なんかじゃないよ。全く君みたいな綺麗な子がロイの部下なんてマジ有り得ねぇ!羨ましすぎ!」

 

が突然執務室に入ってくる

ああ、こんな時に

 

「ん?おい、ロイ。お前、顔赤いぞ」

「んぁ!?いや、何でもない!!」

「本当ですね。熱でもあるんじゃ・・・」

「どれどれ?」

 

そう言っては私の額に自分の額をくっつけてきた

 

本当、やめてくれぇぇ・・・

 

「ってロイ!?お前、ますます顔赤いぞ!?!?」

「気にするな!とゆうか離せ!!」

「お前、普段から頑張りすぎなんじゃねぇの?少しは休めよなぁ〜」

「重々分かっている!!用がないなら出て行け!!」

「用はあるさ。これ、この書類に捺印頼むわ」

「あ、あぁ、わかった。あとでやっておこう」

「んじゃ!頼んだ!」

 

そう言っては笑顔で出て行く

ホークアイ中尉が

私を見て

を見て

また私を見た

 

 

「大佐・・まさか・・」

「・・・何も言わないでくれ・・・」

 

 

絶対に気付かれた・・・

 

 

 

 

続けぃ

 

 

 

言い訳(反転で)
えっと、「ロイBL」の続き書いて下さい!ってゆう意見を6人の方に頂きました
ので書きました(なんて簡単に動く人間なんだ、私・笑)
まぁ、もともと書くつもりは少しはあったんですが。
んっと、まだまだイチャラブはさせられませんね(含笑)
ロイさん、自分の気持ちをまだ認めてませんから。
ってか中尉が気付いちゃったよおいぃぃぃ!!!!(思わぬ展開に;)
きっと続き書きます。ってか書かなきゃね、これ、中途半端だから(苦笑)
最近BL書くのにはまってます。腐女子一直線で(笑)

 

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