彼女と初めて出逢ったのはいつだったろう

何年前だったろう

よくは覚えていない

だけどこれだけは覚えてる

月が酷く綺麗な夜だった

 

 

 

 

 

 

悲しいほどに美しい白と青

 

 

 

 

 

「はじめまして、今日からここで働くです。階級は准尉です。よろしくお願いします」

ペコリと

1つお辞儀して

司令部の面々を見渡す

 

「よろしくな、

『金髪に蒼眼でいつもタバコを吸っているのがハボック少尉だ』

この人がハボック少尉か・・確かに今もタバコを咥えている

 

「よろしくな。俺はブレダだ」

『少し太り気味なのがブレダ少尉。彼は賭け事に強いからカモにされぬよう気を付けるように』

この人が賭けに強いブレダ少尉か

 

「私はファルマンだ」

『細目で頬が少し扱けているのがファルマン准尉。物知りで記憶力が抜群だ』

物知りなファルマン准尉ね

 

「よろしくお願いします。僕はフュリーです」

『メガネを掛けていて背が低めなのがフュリー曹長。彼は一見頼りなさ気だが優しい人間だ』

確かに優しそうな人。フュリー曹長か

 

「はじめまして、准尉。私はリザ・ホークアイよ」

『聡明で美しく、真面目だが銃の腕は抜群で逆らうと恐いのがホークアイ中尉だ』

逆らうと恐い・・・?全然そんな風には見えないけど・・・

 

 

そして

「今日からよろしくな、v」

と言って抱擁するのがロイ・マスタング大佐

 

「ちょ!!やめてください!!大佐!!!」

私は慌てて大佐を引き剥がそうとする

司令部の面々は唖然としてこの光景を見ている

傍観はいいから助けんかい、こるぁぁぁ!!!!!!

 

 

 

カチャ

 

 

ん?

 

 

「大佐・・悪ふざけもいい加減に」

とホークアイ中尉が静かに言い、銃をこちらに向ける(無表情で)

「ふざけてなんかいないぞ!軽いスキンシップじゃないか!」

自信満々に言う大佐・・・私はもう慣れたけどね;

すると中尉はまたも無表情で、それを発砲する

 

 

 

 

ドン

 

 

 

顔すれすれの所を弾が掠める

大佐の顔から血の気が引いた

「大佐」

「・・・すみません。以後控えます」

「宜しい」

 

・・・彼女には逆らわないようにしよう・・・

 

 

ここが私が今日から働く東方司令部

とその仲間達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、ってよ、何で大佐と仲いいんだ?」

休憩時間にハボック少尉がタバコを咥えて話し掛けてきた

「ああ・・・まぁ、なんと言いますか・・・・」

言ってもいいのだろうか・・・

「あの大佐の態度見てると最近知り合った、って訳じゃなさそうだしな」

いくらあの大佐でも初対面の相手にイキナリ抱きついたりはしねぇだろ?

と、言いながらブレダ少尉もこちらに来る

「う〜ん・・・その・・ですねぇ・・」

は私のものだ」

「・・・大佐・・・」

いきなり現れて胸を張って言う大佐

別に私はあなたのものじゃないんですけどね;

「ちょ・・それどういうことっスか!??」

「あのですね、ハボックしょ」

「まさか大佐の隠し妻!?」

「ブレダ少尉も」

「ははは〜まぁ、そんなところだ」

「ちがっ」

「「2人はできてる!?」」

「だから人の話を聞けっ!!」

ビク

ってハボック少尉とブレダ少尉の肩が揺れる

あら、いけない。本性出しちゃったわv

1人動じず、大佐は笑顔で言う

「ははは〜そう照れるな、

「だからあんたもいい加減にしろ!!!!!」

、ここは家とは違うのだよ?上司に向かってそのような言葉を聞くのかね?」

「う・・・」

「家?」

「ってことは・・・」

「「2人は同居!?」」

「そうだ」

さらりと言ってのける大佐の頭をぺシンと叩く

・・・まぁ、同居っちゃあ同居だけど・・・

「すっげぇ!!!」

「皆に言いふらさねぇと!!」

「ちょ・・ハボック少尉!」

そう言うだけ言って、ブレダ少尉とハボック少尉は勢いよく部屋を出て行った

あーあ・・変な噂、立たなきゃいいけど・・

「無理だな」

「は?」

「きっと、明日、いや今日帰る頃には噂が立っている」

「勝手に人の頭ん中読まないでください」

「以心伝心ってやつだな」

「多分違うと思います」

「ああ、そういえば。今日は帰りが少し遅くなるから先に寝ていていいぞ」

「別にいつも一緒に寝てなんかいねぇだろ」

「私がいなくて寂しいようなら私のベッドで寝ていても」

「だから人の話を聞け、この変態

「はははは〜では私は仕事に戻るよ。君も仕事頑張りたまえ」

 

そう

私は大佐と一緒に住んでる

住んでるっていうか居候というか、無理矢理住まされてるっていうか

 

あの日からずっと

私が彼に拾われた日からずっと

ずっと一緒にいる

 

 

 

あの頃、私は壊れていた

 

 

 

続け

 

 

 

ごめんね(反転)
なんだかなぁ・・・
最近ハボ夢ばっかり書いてて大佐夢が少ないから大佐を増やそうと思って頑張っているのですが・・・
むぅん。
こう、めっきりシリアスな連載が書きたくて書き始めたのですが
全然シリアスになってないような・・?;
でも話の内容はシリアスですよ。最後、とゆうか結末があれだしね。
まぁ、すぐ終わると思いますし、行き詰まればそこで打ち切りという
勝手気ままな連載ですがどうぞ続くまでお付き合いくだされば、と。

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