忘れもしない

君と出逢った、あの日

私は君に出逢えて色々と救われた気がするよ

 

 

 

 

 

 

悲しいほどに美しい白と青

 

 

 

 

 

 

着替えて外に出ると

彼女が司令部の前で待っていた

「あ、大佐。お疲れ様でーす」

「ああ、も。お疲れ」

「大佐、今日は何の日なんですか??」

。仕事以外ではロイと呼びなさい」

勿論、仕事上でロイでも構わないがな、

そう言うとは私の腹を軽く小突く

「もう・・で?ロイ。今日は何の日なんだよ」

「本当に忘れているようだな」

「自慢じゃないけど、私は三日前のことはもう忘れてる人間だ」

「本当に自慢じゃないな」

「うるさい」

「今日は私達が出逢った日だ」

そう言うと、は一瞬目を点にし

そして私を見た

「・・・そっか・・・」

「ああ、だから今日は記念日なんだよ」

「なんで・・出逢った日が記念日なんだよ」

笑いながらそう言うの顔は

とても苦いものだった

「君と出逢えて私は色々と救われたからね。さぁ、早く行こう。レストランを予約しているんだ」

救われたのは私の方だって・・・

「何か言ったかね?」

「何も!早く行こう!」

 

 

 

 

救われたのは私の方だって

 

 

 

 

そう確かに聞こえた

だが私は聞こえなかったフリをした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『君、そこで何をしている?』

『・・別に』

 

 

 

『名前は?』

・・・・・・』

 

 

 

『両親は?』

『いない』

 

 

 

『早く行ってよ、軍人さん。私に構ってると・・・』

 

 

早く死ぬ

 

 

 

そう告げる彼女は酷く痛々しい顔をしていた

 

は人間ながらにして

人間らしい扱いを受けていなかった

近所からも、友人からも、挙句両親からも

彼女は

独りだった

 

 

 

『あんた、変な人だね。私なんか拾ったって何も出てこないよ?金なんて持ってないし』

『別に金銭面には困ってないよ』

『じゃあ何?やっぱり体?それが目当て?』

『バカを言う。君みたいな子供に手を出すわけがなかろう』

『・・・でも・・・今までは・・・』

『言わなくていい。言わなくてもいいから』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、ロイ・・・。レストランに行くんじゃなかったの・・・?」

ロイに連れられて辿り付いた先は食事を楽しむ場所ではなかった

ショウウィンドウに飾られた何体ものトルソーにマネキン

それを着飾るが如く、煌びやかにライトアップされている高級な服

明らかに洋服店だ

「ああ、まさか君、その格好で行く気かね?」

私は自分の服装を見た

ジーパンに、簡素なTシャツ

・・・別に変じゃないと思うけど・・・

「これから行くレストランはそこらのレストランとは違うんだよ」

それに

とロイは続ける

「私のパートナーがそんな質素な格好をしていたらつり合わないだろ?」

ドコッ

私はロイの脛に蹴りを一発入れる

「いっ!!」

「悪かったね、質素な服着た質素な女で!!」

「いや、別にそういうわけじゃ・・・」

「じゃあどういう意味だよ!!この嫌味大佐!!!

ドコッ

今度は腹に一発

「ぐっっ!!!!!」

傍から見たらオヤジ狩りに見えるんだろうな・・・(いや、ロイはまだ若いけど・・それでなくても童顔だし)

「待て待て!!!私はただ」

「ただ、何!?」

蹴りの準備

足を構えているとロイは(相当痛いだろうに)フッと笑って

「君が着飾っている姿が見たかったんだよ。その格好でも十分可愛い!??

言い終わる前に急所に蹴り

ロイはその大事な場所を手で押さえ、ついにその場に屈んでしまった

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(涙)」

「うわ・・痛そー・・・」

「くっ・・他人事だと思って・・・」

「他人事だもん」

「大体、こんなことをやってのけたのはどこのどいつだ!?!?」

ロイは涙目になって訴える

やば・・・ちょっとやり過ぎたかも・・・

「ごめん。ちょっとやりすぎたかも・・・」

「全くだ・・・!使い物にならなくなったらどうすがはっ!!

私は拳でロイの顔を殴る

今度は手加減したけど

「ロイ・・・わかったから。もうそれ以上話すのやめて。耳が穢れる

そう言って私はその如何にも高級なものしか置いてないであろう洋服店に入る

「代金はロイが払うんだからね!!!」

お代のことも忘れずに言って

 

「・・本当に可愛い奴だな、まったく」

ロイは店に入っていったの後ろ姿を見て呟く

「・・・でも暴力だけは頂けないな・・・」

最後に呟きロイも店に入っていった

 

 

 

 

続け

 

 

 

言い訳(反転で)
ありえないから!オヤジ狩りとか、時代遅れだから!!私、一体いつの時代の人間だよ!!あわわ;
えっと、まずロイがぼこぼこにされてます。
久しぶりに更新したくせにこんなのですみません。
ロイがやられまくりでごめんなさい。
でもこういうヒロイン大好きです(含笑・恐い子;)
ってかロイ、回復早っ!!(笑)
えっともう何も言いません。結末しか考えてないんで、この話(オイオイ)
その結末を書くための繋ぎだと思ってくださればそれでいいです・・・;

 

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