逢いたいから

逢いに行く

 

忙しい、疲れてる

そうは思ってもやっぱり

逢いたいから

 

少しくらいは無理したっていい

 

 

 

 

 

 

 

逢いたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはよし。

あれもよし。

全部よし。

 

 

よし。

 

 

 

「・・・終わった・・・」

 

 

 

 

立ち上がって

隊服のまま、屯所を出る

 

走って、走って

途中躓きそうになってもそれでも走り続けて

 

 

 

 

 

待ち合わせなんてしてないけど

いつものあの場所に、あの店に君はいるから

だから

逢いに行く

逢いたいから

 

 

 

 

 

 

 

店の近くで立ち止り、

急いできたことを悟られないよう、

わざわざ逢いに来たのを悟られないよう、

息を整えて

平然を装って

たまたま通りかかったかのように

 

店へ

 

 

 

 

「あ、山崎さん!」

 

彼女はいつもの綺麗な笑顔で俺を呼ぶ

さん」

そう言ってさも当たり前のように外に置いてある椅子へ腰掛ける

彼女はすぐに水を運んでくる

 

彼女は甘味処で働いている

 

「今日はお仕事ですか?」

「うん、でも今終わったよ。たまたま通りかかったんだけど」

ウソだけど

本当は必死になって終わらせて、走って君に逢いに来た

「団子にしようかな、今日は」

「はい、少々お待ちください」

そう言って

嬉しそうに笑って

店の中へ消えていく

後姿を見ながら

彼女に逢える小さな幸せを噛締める

 

「お待たせしましたv」

「うん、ありがと」

彼女は俺の隣りに座って

俺は運ばれてきた団子を一つ頬張って

二人でのほほんと過ごす

 

これが俺の最近の日課

 

 

 

 

 

 

 

 

時間が経つのも忘れて

彼女と他愛もないことを話していると時間が経つのが妙に早い

 

「あ、そろそろ行くね」

「はい、また暇な時は是非来てくださいねv」

「うん。また来るよ」

君に逢いに

 

 

 

 

手を振って別れを告げて

立ち去る

これはいつものことだ

 

 

 

 

だけど今日は違った

 

 

 

 

「山崎さん!」

いつもなら

笑いながら手を振る彼女が

今日は俺を呼び止める

その笑顔に心臓がなる

「何?」

「本当にいつも、ありがとうございます」

笑顔を絶やさず言って

「ううん、通りかかったついでだしね」

俺も自然と笑顔になって

「・・・分かってますよ。いつも仕事を終わらせて走ってきてくださっているんでしょう?」

「・・・・え・・・・」

 

自然に作れた笑顔が凍った

 

「そんなことないよ?俺はただ見廻りの帰りに・・」

「沖田さんが」

 

沖田隊長が・・何?

 

「山崎さんが来る少し前に沖田さんが来て、それで」

 

 

 

『山崎はいつも仕事を急いで終わらせて走ってに逢いに来るんですぜ。

それも走ってきたのを悟られねぇように店から少し離れた所で息を整えて。

好きなら好きってさっさと言っちまえばいいんでさァ。』

 

 

 

「って言ってました・・・」

 

頬を少し赤くして

さんは言った

 

 

俺は

 

 

 

 

思考回路が止まった

 

 

 

 

 

 

 

 

沖田隊長のやろう・・・・っ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、さん・・えっと・・・」

「山崎さん。顔、赤いです」

「・・・うん・・・」

 

仕方ないじゃん!!!!!!!!

 

「あのさ、俺」

「私も好きです」

「・・・・」

 

 

また思考回路が止まった

 

 

 

「それだけが言いたかったんです。仕事頑張ってくださいね!」

 

そう言って彼女は逃げるようにして店の中へ入った

耳がとてつもなく赤かったから多分顔は真っ赤なんだろう

 

俺もそうだと思うけど

 

 

 

俺は1人その場に立ち竦み、

フラフラと屯所へ歩いて帰った

 

 

 

 

 

 

 

今は状況が状況なだけに無理だけど

明日になったらちゃんと自分の言葉で気持ちを伝えよう

いつも通り、

仕事を終わらせて

走って君に逢いに行って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさい
何か退のキャラが違う、ってゆうか把握できてません、実は(え)
退、好きなのになぁ・・・。
だけど無理。
彼、何か難しいよ!
山崎夢書いてる人は凄い。難しいんだもん、退。
そして総梧。
口調がわかんねぇ。
難しいっすよね、口調。
ってゆうか何で好きなのに銀魂夢はこんなに難しいんでしょう、書くのが。

もっと精進せねばっ!!

 

 

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