久しぶりに会った初恋の人は

一つ下にはとても見えないほど大人っぽくなっていて

綺麗で

女の子って、やっぱり変わるんだなって

思った

 

 

 

 

 

またここであいましょう

 

 

 

 

 

彼女に連れられて来たのは小さな休憩室

時間が時間なだけに俺達のほかに誰もいなかった

「紅茶でいい?」

「あ、ああ」

そう言っては紅茶の入っているカップを俺に差し出す

アルの分はない

きっとアルの体のこと、知ってるんだな

俺のことも、俺達が何をやらかしたのかも

 

「久しぶりね」

柔らかく笑みながらは俺達を見て言う

・・・こいつ、本当に綺麗なったな・・・

「実に7年ぶり、かしら?」

彼女が引っ越してきたのは俺が5歳の頃で

また彼女が引っ越していったのはその2年後、俺が7歳の頃だった

「そうだな。突然引っ越していったよな、お前」

は色々と訳有りな家庭のようで

引越しは日常茶飯事、とまでは言わずとも

各地を転々としていたらしい

「一番長くいたのはリゼンブールだよ。2年もいたんだから」

の話では、

1年留まっていれば長い方だと言う

「リゼンブールほど引っ越すのが嫌だったときはなかったな・・。あそこにエドやアル、ウィンリィがいたから」

彼女は懐かしそうに、でもどこか寂しそうに零す

「留まる時間が短いからね、親しい友人とかあまり出来ないのよ。お父さんあんなんだし・・変な噂とか立っちゃったり、ね」

俺とアルは静かに、ただ静かに彼女の言葉に耳を傾ける

 

と、は突然明るい声になった

「ね、ね!エドは何で国家資格を取ろうとしたの??」

「何でって・・お前知らないのかよ」

「知らないから聞いてるんでしょ?」

「えっと、はどこまで知ってるの?」

「んっとね、お母さんが亡くなって・・・禁忌を・・おかして・・元の体に戻るために旅をしている。そこまでかな」

「元の体に戻るために国家錬金術師になったんだよ」

「何で?」

「高額な研究費や特殊文献の閲覧、その他の特権があるからね」

「そっか・・・それでその特権をフルに利用しようと?」

「うん」

「なるほど・・・」

納得したのか、うんうんと頷きながらは腕を組む

さて、では次はこちらが質問する番

「で?は何で軍にいるんだよ」

「あー・・・なんでって・・・ねぇ?」

そう言って、苦笑しながらアルに視線を送る

「え!?僕知らないよ!!」

アルは当然困って両手を振ってみせる

「言えないことなのか?」

「いや〜言えないってゆうか・・言えるんだけど・・話せば長くなることでして・・・」

「いいよ、いくらでも聞いてやるから。ほら、話せよ」

「うー・・・」

そう言っては唸って

唸って

唸って

また唸って

やっとポツポツと話し出した

 

 

「私のお父さん・・錬金術師でね」

「え!?」

「聞いてねぇぞ、それは」

「だから今話してるんでしょ。・・・それで色々研究とかしててさ、だから各地を転々としてたんだけど・・・」

 

何でもの父さんは都会じゃ結構名の知れた錬金術師らしく

その専門は医学

色々なウィルスや病魔に適応した錬金術を研究するため、各地を回っていた

研究に明け暮れる毎日で、引越しても家に引き篭もってばかり

父方が全く外に出ないので近所ではどうしてもあらぬ噂が立ってしまうらしい

研究が思うようにいかず、それを母にあたり、両親がケンカすることも日常茶飯事だったと

 

「それでさ、6年前に離婚してね。私は母の方に引き取られた」

 

お父さんが好きだった

研究ばかりしていて全く遊んでくれなくても

それでもやっぱり血の繋がった親、離れてしまって寂しくないはずがない

私はまた3人で暮らせたら、そう願って止まなかった

 

私は母に内緒で錬金術を学んだ

母は父と別れてから錬金術を忌み嫌った

私は錬金術が好きだった、錬金術を扱う父が好きだったから

私の錬金術の先生は本

勿論の如く、独学

別に国家資格を取ろうとか、人の役に立ちたいとか、そんな大層なこと思ってなかったから

ただ錬金術をやることによって父を忘れずに・・・それをやることで父を思い出すから

だから私は錬金術を勉強していた

 

 

 

 

 

「それで・・・・・・・ロイ・マスタング大佐に会ったの」

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・は?」

 

「ちょっと待って、。話の繋がりが分かんないんだけど・・・」

「うーん・・ちょっと複雑でねぇ・・実際私もよく覚えてないってか・・一種の記憶喪失・・?」

「「は?」」

「んっとねぇ、大佐の話だと・・4年くらい前に母が何らかの形で死んだらしいの」

「何らかのって?」

「どういう意味だよ」

「だからよく分かんないのよ。記憶喪失だから」

「はぁ?」

「んっとね、私の目の前で亡くなったって聞いたから多分事故かなんかだと思うんだけど、その現場を目の当たりにして
それでショックでその記憶が飛んじゃったみたい」

「みたい、ってお前・・」

「でも何で大佐?」

「ん〜?よく分かんない・・・けど気付いた時には大佐の世話になってて・・・」

「適当な奴だなぁ・・・」

「実際、私の記憶は8歳くらいから12歳くらいまでないのよね」

「何か大佐が裏で工作してるんじゃねぇの?」

「さぁ?でも大佐はいい人だよ。今までずっと面倒見てくれて。それでね、何か恩返ししたいなぁって、それで」

「軍に入った?」

「うん、そんな感じvずっと大佐と一緒にいるのvv」

「お前なぁ・・・(呆)」

ってこんな楽天的な奴だったっけか?

にっこりと笑う彼女は全く危機を感じてない

ずっと一緒にいるってことは大佐がどれほどの女好きか知らないはずもないだろう

まぁ、これだけ下の子に手を出すほど飢えてはないだろうけど

けど!

それでも大佐のボーダーラインは限りなく広いだろうし、

きっとは範囲内だろう

 

「まぁ、そういうことだから。ああ、それと私、来月、国家資格受けるんだvv」

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさい(反転)
ウソばっかりだ、私。全然ヒロイン視点じゃねぇ!(いや、一部そうだけど;)
ごめんなさい。ヒロイン至上主義なんです;だからどうしてもキャラに愛されたヒロインが書きたくて・・・
キャラ視点だと愛されやすいのよね^^;
それにしてもなんだかどうしたいのか分からない、意図の計り知れぬ話だこと(笑)
どうしてこう中身の濃い面白い夢が書けないのかしら・・・?
ってか展開が変だろ。イキナリ国家資格ですか?(笑)
ちなみにちゃんの二つ名、未だ決まってません;あわわ
今までヒロインが国家錬金術師、という夢を書かなかったのはそのせいでもあるんですが、
(二つ名に触れなかっただけってのはありますがね)私は二つ名を考えるのが苦手です;
あわわ;きっと適当につけてあとで行き詰まってしまうんだ・・・!

 

ブラウザバックです。

 

 

 

 

 

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送