士官学校からの付き合いで

軍に入ってからも同じ職場でずっと一緒に仕事してて

彼が結婚しても

子供が生まれても

それでもずっとスキだった

 

 

 

喜歡的人

 

 

 

仲間が死んだ

いや、殺された

仲間というよりかは親友

いや、それ以上

私は彼が好きだった

 

 

中佐って彼氏いますか?」

仕事もそろそろ終わる頃

突然

ハボック少尉が言ってきた

「いないけど?ってか何を突然」

「だって中佐モテルのに全部断ってるって話じゃないですか」

「別にスキじゃないから断ってるだけよ」

相手

私の知らない人ばかりだし。

一方的に向こうが私を知ってるだけじゃん。

「じゃあスキな人とかいないんですか?」

「だから」

なんでそんなことを聞くかなぁ・・・

中佐ってモテルのに浮いた話の一つも聞かないし」

「私は」

「いるよ」

言いかけたとき、大佐が執務室に入ってきて

私が答える前に言った

「は?」

「だから中佐にスキな人はいるかって話だろう?」

「大佐、何勝手に答えてるんですか」

「いるんだよ、スキな人が」

「本当っすか!?誰なんスか!?!?」

私の存在は殆んど無視で

ハボック少尉はマスタング大佐に詰め寄る

「まさか『私だ』とか言わないっすよね?」

「ははは〜誰だろうなぁ〜」

「大佐ぁ。ごまかさないで下さいよ〜!!」

「・・・私、先に失礼します」

「ああ、お疲れ」

「ちょ・・!中佐ぁ!!待ってくださいよ!!」

後ろでハボック少尉が何か喚いてるけど

聞こえてないフリをした

 

 

私のスキな人は

死んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、

職場に行ったらこの話で盛り上がっていた

「中佐。好きな人がいるって本当ですか?」

「・・・」

おのれ、ハボック。

言いふらしおって・・

「本当だ。確かに大佐が『いる』って言ってたんだ」

「そんなぁ!中佐〜!!ショックです〜!!!」

泣きながらこっちを見るフュリー曹長

待て。

お前、ホークアイ中尉がお気に入りだったんじゃなかったのか?

「関係ないでしょ?ほら。早く仕事!」

そう言うと皆しぶしぶと言った感じで仕事に取り掛かった

最近は暇じゃないから

皆すぐに仕事に打ち込んだ

せっかく皆が集中し始めた時に大佐が来た

「おはようございます。大佐」

「ああ。おはよ」

余計なこと言わなきゃいいけど。

「そうだ。中佐」

「・・何すか・・」

「今日は早めに上がっていい」

「何でです?」

何で私だけ?

「今日は用があるんだろう?」

「は・・?」

「とにかく早めに上がれ」

「え・・はい」

今日、何かあったっけ?

思って手帳を開く

とそこに小さく書いてあった文字に

胸が痛んだ

 

 

今日は彼の命日だ

 

 

 

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夢じゃない;

 

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